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類似タイトル: スティーヴ(類似するタイトル)

スティーヴン・“スティーヴ”・ブラック(Steven "Steve" Black)はトールキンの父親であり、リンダ・ブラックの夫である。
 非常な高所得者であり、巨大な自宅と高級な自家用SUV車[注 1]を所有しており、小説家J・R・R・トールキン[注 2]の熱烈なファンである。職業は元々弁護士だったが、金融コンサルタントの重役に変更されたのち、大麻農場の経営者に転向した。

初登場は"Cartman's Silly Hate Crime 2000"であるが、"The Return of the Fellowship of the Ring to the Two Towers"のエピソード中でスティーヴという名前であると明かされた。

背景[]

初めてせりふが与えられたのは、シーズン4のエピソード"Cartman's Silly Hate Crime 2000"である。アフリカ系アメリカ人のトールキンに石を投げてけがを負わせたため、カートマンは人種差別による憎悪犯罪者とみなされて矯正施設に収容される。
 しかし、憎悪犯罪そのものに同意しかねたスティーヴは、主役たちに法律に関する講義を行い、罪状を人種によって区画する無意味さを説く。それから主役たちを州知事の元に向かわせて、法律そのものを改正させた。無論彼自身が政府に働き掛けることも可能だったが、スティーヴは自らの人種を考慮してあえて行動を取らなかった。
 しかしながら、その後のエピソード"Chef Goes Nanners"では、サウスパーク町の旗を通して黒人の権利を主張するシェフの抗議活動に家族そろって参加している。

"Proper Condom Use"では、マーシュ夫婦の主催する読書会に夫婦そろって参加しているが、スティーヴとリンダではなく「ボブとリンダ」と他の保護者たちから呼ばれていた。なお、本エピソードにおいて2人ともにせりふは存在しない。

2度目にせりふが与えられたのは、シーズン5のエピソード"Here Comes the Neighborhood"である。そして、同級生たちがブラック家と比べて非常に貧しい経済状況であると把握したトールキンを諭す場面で、スティーブが弁護士、妻のリンダが製薬会社に勤める化学者であることが判明する。
 しかし、同級生と同等の生活に憧れたトークンは、友人と同じように低所得者向けのアウトレット[注 3]店舗Jマートで買い物をしたがった。
 息子の要求を聞き入れた夫婦はJマートに向かうが、その際には中流階級者の生活事情にまるで無知なスティーヴの様子が描かれている。たとえば、彼は店舗内の照明に使用されている蛍光灯(※安価な設備)を、エイリアンが操縦する未確認飛行物体の明かりだと思い込む。さらに、Jマートの店員を駐車係と勘違いして車の鍵を手渡していた。

その後のエピソード"The Return of the Fellowship of the Ring to the Two Towers"に再登場した際は、息子のトールキンがファンタジー映画と思い込んで見たのがアダルトビデオだと知り、妻とともにかなりの動揺を見せていた。スティーヴはアダルトビデオのタイトルを知った瞬間に「よりにもよってあれかよ!("Oh god, not that one!")」と叫んだため、妻リンダに怪訝けげんな表情を向けられる。
 そして本エピソードで、現在の名前スティーヴが初めて明かされる。

"Broadway Bro Down"ではランディ・マーシュと飲み会を開いており、"Insecurity"ではの父親たちと同様に、妻が配達員と不倫をしているのではないかと疑心暗鬼になる。

"1%"では、リアン・カートマンとエリック・カートマンを自宅に宿泊させる。リンダの方は、カートマンとトールキンが寝泊まりをするほど友人として親密であったことに驚いている。その後カートマンによって自宅は放火の被害に遭うが、スティーヴの態度は寛容であった。

"Sons A Witches"では、町の父親たちと魔女の仮装をしてハロウィーンパーティをする様子が描かれる。この集まりは数十年前から続いていたのだが、本エピソードでは魔女に対する世間の認識を変えるための平和的な抗議活動も同時に開始された。

"Doubling Down"では、カートマンとともに夕食を取る姿が描かれる。その際、彼はカートマンとハイディ・ターナーが当時は恋愛関係にあったことをまったく認知していなかった。

その後のエピソード"Dead Kids"でも、リンダを伴ってカートマンと夕食を取る。その際、夫婦は夜にデートへ行くという習慣を続けていることと、息子には保護者の監督なしでPG-13[注 4]の映画を見せないという教育姿勢が明かされる。

"The Big Fix"では、小説家のJ・R・R・トールキンを愛するあまりに息子にトールキンと名づけたという経緯が明かされる。さらに、スティーヴは飲酒も喫煙もしないことを信条としており、金融コンサルタントで共同経営を行っていることが判明する。
 ランディと交流後に農場で財務を担当することになったのが、両者の関係が悪化したためスティーヴは辞職して、マーシュ宅の向かいに新たな農場を建設した。

大麻農場[]

"The Big Fix"ではもともとテグリディ・ファームの金融コンサルタントととしてランディに雇われたスティーヴだったが、彼と経営方針をめぐって対立したために、農場を去って新たな農場経営を開始する。農場はテグリディ・ファームの対面に位置している。
 スティーヴの商品「セントパトリックスデー・スペシャル」は高評価を受けて、事業家のファーティ・オクールから2.5トン分の注文を受けるほどであった。しかし商品の製造が間に合わず、困り果てたスティーヴは、ランディが暴行の現行犯として逮捕されたことを利用して、テグリディ・ファームの商品を買い取ると自身の製品として売り出すことにする。この計画はその場しのぎになったが、のちに警察署から脱走したランディによって事実を暴かれる。

短編映画South Park: The Streaming Warsで、スティーヴはデンバーの干ばつ問題を懸念する都会人らに水利権を譲渡するサービスを始める。その後農作物の影響を懸念した彼は事業の中止を決意したが、マンベアピッグを配下に従えたピーピーにより行動を阻止されただけでなく命の危機にさらされる。
 マンベアピッグの息子チャックチャックに幸いにも救われたスティーヴは、ランディと協力をしてピーピーの悪行を世間に知らしめようと努力する。

外見[]

年齢は定かでないが、中年と思われる容ぼうであり、癖のついた黒髪を持つ。服装は青いジャケットに白いドレスシャツ、黒いネクタイ、赤みを帯びた茶色のズボンに黒い靴である。

ビデオゲーム[]

South Park: The Fractured But Whole[]

Operation: Blind Justiceでは、ハリソン・イェーツの指示でブラック宅内に不法侵入を図った新入りがスティーヴから叱責しっせきを受ける。同巡査部長によって、スティーヴは薬物の売人という汚名を着せられた。

トリビア[]

登場回[]

映画[]

脚注[]

出典[]

訳注[]

サウスパークの家族

主役キャラクターの家族
カートマン家 | ブロフロフスキー家 | マーシュ家 | マコーミック家

その他の家族
PC家 | アダムス-マコースキー家 | アンダーソン/オドネル家 | ヴァルマー家 | ギャリソン家 | グレイ家 | グエーモ家 | コッツウォルズ家 | シャーロットの家 | スティーブンス家 | ストゥート家 | ストッチ家 | ストリーベル家 | ゼウィスキー家 | ソーン家 | ターナー家 | タッカー家 | ダニエルズ家 | テスタバーガー家 | テナーマン家 | トゥイーク家 | ドノヴァン家 | ニッツ家 | ネリーの家 | ネルソン家 | ハキーム家 | ハドラー家 | ハリソン家 | ハンキー家 | バーチ家 | バーブラディ家 | ビッグル家 | フィーガン家 | ブラック家 | ペッタスキー家 | ホワイト家 | マッケイ家 | マルキンソン家 | マッカーサー家 | マッケルロイ家 | マイケルの家 | メフィスト家 | ラーセン家 | ロドリゲス家 |

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